2022年   5年生 今までの記録

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    2017年以前

    5年1組、5年2組

日 付

使ったソフト

授業の進行の様子  

6月2日 事前学習

スクラッチ-第1回
 教材-PDF
課題:ネコの移動
<まつだっち>の声




理解の助け(zip)

  5年生のスクラッチも無事に始まった。例年通り2クラスなので、老輩たちボランティアはいくらか楽である。このサイトを通じて、2年生のお母さんが今回、次回と参加してくれる。
  午前と午後のクラス共に、プログラミング学習の経験のある担任が担当した。未経験の新任担任への校長の配慮であろうが、早く自分のクラスは自分で担当できるようになって欲しい。
  「めちゃくちゃたのしかった。」という声があるように、平均的に言って<まつだっち>たちはスクラッチを楽しんでくれたようだ。
  先にできた<まつだっち>が隣の<まつだっち>に教える様子も見られ、先が楽しみである。慣れないうちはブロックの場所が分からずに戸惑うと思うが、すぐに慣れていく。第1回だというのに、早自分勝手にブロックを組み合わせていた<まつだっち>がいて、頼もしい限りである。
  タイピングでは、1組の平均値は14.04 中央値が13.5 で、2組の平均点は15.72 中央値が15.0だった。   「理解の助け」との摺り合わせがなかったことが、ちょっと気になった。     以上:サイトの管理人

6月9日 スクラッチ-第2回 教材-PDF
課題:連打ゲーム
今回の
<まつだっち>の声




理解の助け(zip)

  新しい校舎にも慣れてきたが、パソコン室に限らず区画が全体に小さめである。パソコン室は、ボランティアが入るのでよけい狭く感じる。
  新任の担任が、はじめてプログラミング学習を担当した。経験は大切なものだ。はじめてのプログラミング学習とあって、クラスの掌握にやや難があり、教材も最後まで終わらなかった。ボランティアが支えるべきだろう。
  日本語のローマ字入力に戸惑う<まつだっち>が多くみられた。ここではローマ字入力の重要性は低いので、簡単な英文にして、半角・全角の切り替えを止めても良いかもしれない。
  図形を描くより、簡単であっても連打ゲームのほうに人気があり、<まつだっち>たちのゲームへの関心の高さをあらためて感じた。
  タイピングでは、1組の平均値は16.72 中央値が17.0 へ、2組の平均点は19.24 中央値が17.0 へと向上した。
  松田小学校は以前から男女混合名簿だったが、担任が<まつだっち>に対して男女ともに○○さんと呼んでいる。目上から呼び捨て、目下からはさん付けは、止めてもらいたいと考えていたので、平等化もここまで来たかと、感慨一入だった。
  午後の授業には、立花学園の諸君が来てくれた。スクラッチに明るい学生さんがいて大助かりだった。
  以上:サイトの管理人

7月7日 スクラッチ-第3回
教材-PDF
課題:風船割りゲーム
今回の
<まつだっち>の声




理解の助け(zip)

  今年は第4回に新しい教材を入れたので、去年の第3回にやった「ランニングキャット」を省いてしまった。前回の「連打ゲーム」から今回の「風船割りゲーム」に飛んだ。途中の過程をとばしたので、プログラミングが難しくなった。
  そのため、<まつだっち>からは難しかったという声が多く上がった。しかし、難しかったたけど楽しかったとか、面白かったという声が続き、難しいことは必ずしも悪いことではないとホッとしている。
  「風船割りゲーム」はゲームとしての完成度が高いので、<まつだっち>が工夫して発展させる余地が少ないように思う。教材作成のポイントを条件分岐においているが、全7回の中でどのように教材を並べるかは、とても難しい。徐々に理解が深まるように工夫しており、難しすぎてもいけないし易しすぎればつまらなくなってしまう。
  今日は1組の担任が研修でいなかったので、2組の担任が午前・午後と授業をおこなってくれた。さすがにプログラミング学習にもなれて、安定した授業運びである。ちょっと注文をつけると、もう少し<まつだっち>に任せて放任しても大丈夫だと思うのだが…。
  タイピングでは、1組の平均値は18.81 中央値が18.5 で、2組の平均点は19.82 中央値が18.5だった。
  以上:サイトの管理人

9月29日 スクラッチ-第4回
 教材-PDF
課題:トランポリンで
            しりとり


今回の
<まつだっち>の声




理解の助け(zip)

  前回が1学期の7月7日だから、3ヶ月近くも空いてしまった。今年は6年生が3クラスあるので、こんなところにも影響が出ている。しかし、<まつだっち>たちは元気よく楽しんでくれた。
  また、タイピングの成績も1組が若干下がったが、2組は若干ながら向上している。3ヶ月近く空いた悪影響はないようだ。
  2人のキャラがトランポリンをやりながら、しりとりを行うというゲームを作ってもらった。この教材は難しいのでお蔵入りしようかと考えていたが、去年好評だったのでまた登場させた。
  スクラッチのブロックを組むだけではなく、複製やしりとりのタイミング合わせなど難しい要素があるにもかかわらず、楽しかった面白かったという声が多く、老輩たちも嬉しい限りである。
  意外だったのは、プログラミングを組むよりも、しりとりの言葉を考えていた<まつだっち>が何人か見られたことだ。しりとりはプログラミング学習ではなく国語の領域だろう。
  1組の担任はプログラミングまったく未経験だというが、<まつだっち>たちに進行を任せて上手い授業だった。ガチガチの一斉授業よりも、<まつだっち>たちに任せる進め方の方が良いように感じる。
  タイピングでは、1組の平均値は18.81→18.24 中央値が18→18 で、2組の平均点は19.82→19.97 中央値が18.5→18.5 だった。   以上:サイトの管理人

10月6日 スクラッチ-第5回
 教材-PDF
課題:イライラ棒

今回の
<まつだっち>の声



理解の助け(zip)

第6回の予習用紙

  イライラ棒は<まつだっち>に圧倒的な人気で、作ってくれた2020年の講師だった新藤さんに感謝することしきりである。やはり教材の出来不出来は授業を左右する大きな要素である。
  イライラ棒の人気の秘密は、かんたんなブロック組でありながら、<まつだっち>たちの自由度が大きいことだろう。自分なりの工夫ができることは、彼(女)らの手応えに大きく関わってくる。
  いままでの教材もそれなりに好評ではあったが、作られたコースの上を歩かされてしまい、<まつだっち>の参加が不充分だったように感じる。来年にむけて教材の再検討をしよう。
  先週、今週と2回続きだったので、タイピングの成績はそろって向上した。1組の平均値は18.24→21.23 中央値が18→21 で、2組の平均点は19.97→21.84 中央値が18.5→21 だった。
  立花学園では試験だったとかで、助っ人の高校生がお休みだった。老輩たちが老骨に鞭打つ1日であった。
     以上:サイトの管理人

11月10日 スクラッチ-第6回
 教材-PDF
課題:グループ作品
           作成&発表会

今回の
<まつだっち>の声


第7回の予習用紙

  小グループ(3~4人)を作って、課題も自由にプログラムしてもらった。始めるまではヒヤヒヤしながら見ていたが、<まつだっち>たちはバッチリと期待に応えてくれた。
  かつてやった課題のアレンジが多かったが、それでも瞠目するようなアレンジをするグループもあった。また、オリジナルのプログラミングをするグループもあって、老輩たちはタジタジだった。
  プログラムの途中でアドバイスを求められても、プログラムを最初から読まなければならず、大いに手間がかかるのだ。即答を求められても時間がかかることもあるし、なぜ動かないと聞かれてもミスを発見するのは大変なのだ。
  それでも、<まつだっち>たちはグループ学習を楽しんでくれたようで、この企画をだしてくれたICTの福山さんには感謝である。基礎が分かったら自由にスクラッチを遊べる時間へと移行するのは不可欠だろう。
  次回は個人単位で自由制作である。これも老輩たちには難題だが、<まつだっち>たちには楽しい時間になるだろう。<まつだっち>たちの成長をまぶしく見る日であった。
  タイピングの成績はそろって向上した。1組の平均値は21.23→21.77 中央値が21→20 で、2組の平均点は21.84→23.14 中央値が21→21 だった。
  立花学園から助っ人の高校生がきてくれて、<まつだっち>たちの面倒をみてくれた。感謝。
  以上:サイトの管理人

11月17日 スクラッチ-第7回
 教材-PDF
課題:自由制作
今回の
<まつだっち>の声

  最終回は自由制作だ。<まつだっち>たちには楽しい時間らしいが、我々老輩たちにはドキドキの時間である。前回のグループ学習よりも各自が自由にプログラミングするから、振れ幅が大きく即答できない質問が多発する。
  プログラムを最初から読まなければならないことは前回同様だが、どこが間違って動かないのかの原因が多岐にわたっている。ボランティアのほうでも色々と考えて、<まつだっち>たちに対処しなければならない。
  各自が熱中しているせいでか、クラスがシーンと静まりかえる時間もあった。老輩たちがヒヤヒヤしながらも多くの<まつだっち>たちは各自のプログラミングを完成させ、しかも友達のプログラミングを試したりしていた。
  やはり「イライラ棒」が圧倒的な人気で、7割くらいが「イライラ棒」を選んでアレンジしていた。クラスの終わりには、2~3人が発表することができて、楽しそうに1年を終えることができた。
  タイピングの成績はそろって向上した。1組の平均値は21.77→23.04 中央値が20→21.5 で、2組の平均点は23.14→23.76 中央値が21→21 だった。半年で両クラスとも、約7点向上したことになる。
  立花学園から助っ人の高校生が、男子2名、女子1名、来てくれた。女子と<まつだっち>の女の子で、涙の別れが演じられていた。やはり年が近いということだろうか。来年もよろしく願います。
  以上:サイトの管理人