2020年   6年生 クラスの予定と記録

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    6年1組&6年2組
  昨年に続き、プロセッシングでテキスト言語に挑戦という計画である。 今年は教員にも講師陣として参加してもらい、地元の人たちに橋渡しをしたいと考えています。講師は 畑屋歩さんにお願いした。

日 付

使ったソフト

授業の進行の様子  

各回共通  プロセッシング-準備編
教材-PDF

1.プロセッシングを使えるようにする
2.USBメモリの使い方
3.保存-1
4.保存-2 と読み込み
5.プロセッシングを始める前に

6月   18日  プロセッシング-第1回
A:教材-PDF
課題:コードになれる
B:教材-PDF





今回の
<まつだっち>の声

  新型コロナウイルス感染予防のため「密閉、密集、密接」のいわゆる「3密」にならないよう、 クラスをPC室と図書室に分けてWEB会議(ZOOM)を使った授業となりました。
  今回のプログラミングの授業では、関係者挨拶、タイピング練習、プロセッシングの操作、といった内容を行いました。
  タイピング練習では慣れない英語の入力に戸惑いながらも、スコアが20点前後の<まつだっち>が多かったので、今後このスコアをどれだけ伸ばせるかが楽しみです。
  プロセッシングは、基本的な操作方法、点を描く、線を描く、図形を描く、図形に色をつけるところまで行いました。
  5年生のときにやったスクラッチとは違って、アルファベット・数字・記号を使った「コード」をキーボードから入力していくため、少し時間がかかっていたようでしたがほとんどんの<まつだっち>はうまくできていたようです。
  今後はテキスト通り進めるだけでなく「こんなことできるかな?」「こうすれば面白そう!」といった<まつだっち>たちが創意工夫できるような進行を心がけたいと思います。
  講師側の課題としては、今回1回目のテキストを最後まで終わらせることができず次回に繰越となってしまったので、 授業の時間配分については次回以降修正していきます。     以上:ハタヤンこと畑屋歩

  PC室と図書室に分けての授業は、難しい点がたくさんあり、関係者全員の努力によって保たれている。 ZOOMでの進行をはじめ、PCの運搬、消毒と、作業量がかなり増えている。また、立花高校の諸君が参加してくれ、いろいろと大いに助けられている。
  以上:サイトの管理人

7月   2日  プロセッシング-第2回
A:教材-PDF
課題:国旗を描こう
B:教材-PDF





今回の
<まつだっち>の声

  2回目は「図形を描く」「色を付ける」ということに取り組んでもらいました。
  今回は講師からの説明は最小限にとどめ、「テキストを自分のペースで読み進める」というスタイルで進めました。 ボランティアの方々の支援もあって、進み方に個人差はありましたが「図形を描く」「色を付ける」ということは、ほとんどの<まつだっち>が達成できたようでした。
  テキストで指定された図形を描けるまで、何度もトライアンドエラーを繰り返し、テキストで指定された色だけでなく、自分の気に入った色が出るまで何度も試して、出来上がったときの達成感が「できた!」という声に表れていたのが印象的でした。
  コードを書いて、実行して、コードを直して、また実行して、このようなトライアンドエラーが何度でもできるのがプログラミングならではだと思いますし、他の教科にはない面白さだと思いますので、これからだんだんと難しくなっていきますが、表現できることも増えていくのでプログラミングを楽しんでもらいたいです。
    以上:ハタヤンこと畑屋歩

  教える方が楽なのに、多くを教えないという方針を、講師はよく守ってくれている。一斉に説明して作業をさせ、また一斉に説明して作業をする。これを繰り返すのは実に効率が悪い。
  この方法では<まつだっち>たちのやる気を引き出せない。そのため、去年から<まつだっち>のやる気に乗って行こうとしている。
   キーボードは大文字表示なので、小文字との区別が不得手なようだ。各自の家庭にPC有無の質問に、68回答中56人が<あり>と答えている。自習に使えないかなと考えている。   以上:サイトの管理人

9月   3日

 プロセッシング-第3回
 A:教材-PDF
課題:繰り返し
 B:教材-PDF





今回の
<まつだっち>の声

  夏休み明けの授業だったが、タイピングのスコアも伸びたようだし、<まつだっち>たちはプロセッシングをよく覚えていた。
  今回は、変数とfor 文なので最初のむずかしい部分だと思う。考え方を飲み込むには時間がかかる。図形からコードを書くのは苦戦していたが、ステップ5までたどり着いた<まつだっち>たちもいて驚いた。

  前日に、講師からコロナウイルス感染者接触確認アプリより、感染者と接触したとの通知を受け取った、とのメールがきた。
  講師が休みとなるので、担任に講師役を務めてもらうべく、関係者にメールを打った。しかし、校長が出張だったため、担任への通知は当日の朝になってしまったらしい。
  突然の講師役にもかかわらず、担任たちは充分に役割を果たしてくれた。しかも、教材は<まつだっち>たちと一緒に読むように作ってあるから、教えるという気持ちを持たないで欲しい、という当方の難しい希望を満たしてくれた。そして、タイピングとステップ0~2を1時限に、ステップ3~5を2時限に収めてくれた。
  こうした突発事をへて、プログラミング学習の地元定着が、ユックリと進んでいくのだろう。校長曰く、ピンチをチャンスに変える授業だった。   以上:サイトの管理人

9月10日

 プロセッシング-第4回
 A:教材-PDF
課題:if文の利用
 B:教材-PDF





今回の
<まつだっち>の声

   第4回では、第3回の「繰り返し / for文」とともにプログラミングの3大要素のひとつである「条件分岐 / if文」を学びました。 また「図形を描く」「文字を表示させる」「図形や文字に色を付ける」という基本操作も引き続き活用しました。
  4回目ともなると、コードを入力するスピードは早くなってきており、入力したコードでうまく動かなくても自力で問題解決ができる<まつだっち>もいれば、他の<まつだっち>に相談しながら問題を解決することができる<まつだっち>もいて、講師やボランティアの方々が手取り足取り手伝うということが徐々に減ってきた印象があります。
  その一方で、回数を重ねるにつれテキストの難易度が上がっており、入力するコードの行数も増えているので、テキストの通りコードを入力するだけで疲れて、集中力を切らしてしまう<まつだっち>もいました。(とくに午前中の授業では給食前ということもあって、エネルギー切れだったようです)
  今回までは「プログラミングの基本」を学ぶ段階だったので少々退屈な場面があったと思いますが、次回からは「描いた図形を動かす」ということにチャレンジしてもらう予定なので「プログラミングは面白い!」と感じてもらえる授業になるのではないかと期待しています。
    以上:ハタヤンこと畑屋歩

   教材の主題絞り込みが甘く、教材をつくった管理人は責任を痛感している。しかし、良い教材をつくるためには、時間がかかるものだ。今後も手を入れて改善していきたい。
   コロナ対策でクラスをPC教室と図書室に分けているが、感染者数も減ってきたので来月からはPC教室のみにする予定である。   以上:サイトの管理人

9月24日  プロセッシング-第5回
 A:教材-PDF
課題:図形を動かす
 B:教材-PDF




今回の
<まつだっち>の声

   第5回では「描いた図形を動かす」ということにチャレンジしてもらいました。
  第5回のテキストでは「文字の大きさを変える」「円を左右に動かす」「四角がマウス操作についてくる」といったテーマがありましたが、 授業中一番盛り上がっていたのは「円を左右に動かす」というテーマで、動かすスピードを変えたり、円の大きさを変えたり、<まつだっち>たちは様々なアレンジを加えて楽しんでもらえた様子でした。
  その一方で今回の授業で気になったことは<まつだっち>たちのテキストの読み進め方です。
  テキストにはプログラムの仕組みや考え方が丁寧に解説されているのですが、その解説を読まずにとりあえずテキストに書かれているコードを入力してみて、わからないところをボランティアさんに助けてもらうという進め方になっていました。
  また<まつだっち>たちの行動を観察していると、プログラミング授業のテキストはタブレットで拡大縮小をしながら閲覧しているため、他の教科で使っている紙媒体の教科書と違って、テキスト制作者が意図した通りの順番で読まれておらず読み落としをしているように感じました。
  こうした<まつだっち>たちの行動から、改善のヒントを見つけだせるように引き続き注意深く観察していこうと思います。     以上:ハタヤンこと畑屋歩

  今回からコロナ対策のためのクラス分けを止めて、PC教室のみでの授業となった。午前中の授業は最初ざわつきがあったが、授業は順調に進み図形の移動を楽しんでくれた。
  午後は途中の休憩時間もPCに向かう<まつだっち>が多く、熱中度が伝わってくると感じていた。
  しかし、アンケートの回答では、void setuo();とvold draw();の違いはなんですか?という問いに対して、半数の<まつだっち>が分からないと答えておりショックだった。去年の同じ質問では、ほとんどの<まつだっち>が何らかの答えをしており、教材の違いに起因するものと思われる。
  今年の教材は読んで分かるように作ったが、文字が多くなってしまっているのが難しいと言わせているようだ。早速、教材を改善するつもりである。
    以上:サイトの管理人

10月   8日  プロセッシング-第6回
 A:教材-PDF
課題:乱数について
 B:教材-PDF



今回の
<まつだっち>の声

   第6回では、前回の続きとなる「図形をマウスで動かす」というテーマに加えて「乱数」を使ってランダムに色が変化するプログラムを作成してもらいました。
  「図形をマウスで動かす」では、図形を思いどおりに動かしたり、動かすスピードを変えたりして楽しんでいたのが印象的でした。
  また「乱数」では、思いも寄らない模様がプログラミングで描けることを体験してもらい「すげぇー」という驚きの声があがったのが印象的でした。 (プログラミングよるアートは「ジェネラティブアート」と呼ばれています)
  第6回では、これまでの経験をふまえてテキストのボリウムを抑えたことと、<まつだっち>たちのコード入力のスピードが向上していることから、多くの<まつだっち>たちがテキストで実行してもらいたいことを達成することができたように思います。が、進みが早い<まつだっち>には少々物足りなかったようなので、講師からテキストにはないアレンジ例を提示できるようにしたいと思います。     以上:ハタヤンこと畑屋歩

  今年用につくった教材は盛り込みすぎ、文字で説明しすぎだった。<まつだっち>たちは文字の説明をほとんど読んでくれず、文字を見ただけで「むずかしい」と声を上げていた。
  前回、今回と、文字での説明を大幅にカットし、ミッションで順次問題を解いていく形にした。そのため、拒否的な反応は減ったが、まだ教材の作り方には改善の余地がある。
  来年からは教材にしがうだけで、自学自習ができるようなものにしたい。     以上:サイトの管理人

(10月22日)
10月29日
 プロセッシング-第7回
 A:教材-PDF
 教材-画像データ
  画像データはzipです。
課題:画像と写真
 B:教材-PDF



今回の
<まつだっち>の声

  今回は5年生を担当している新藤が6年生の授業を行った。
  今回の内容は「画像を用いたプログラミングの作り方」という内容であった。
  お手本のサンプルを動きを見せた反応や、取り組んでいる<まつだっち>の様子を見ていると、やはり「何かが動くプログラムを作る」ことに非常に積極的に取り組んでいる様子であった。
  自分なりに「こう動かしたい」などの考えている様子も見られたので、プログラミングの授業としては「絵や画像を動かすプログラミング」というのは、いい題材になるものと思われる。
  しかしアンケートの内容を見てみると、今回の内容を説明できるまで理解できている<まつだっち>は、およそ半数ほどであった。
  ただ、感覚的にはほぼ全員が理解できている様子なので、その感覚をいかに知識や経験として理解させていくにはどうすればいいのかを、今後は考えていく必要があると思われる。     以上:しんちゃんこと新藤翼

  初めての講師に戸惑うことなく、<まつだっち>たちはプロセッシングに取り組んでいた。
  授業中の手応えでは、ほぼ全員がプログラムを理解し、楽しんでいる様子だった。しかし、アンケートに表れた結果はイマイチのようだ。
  アンケートが授業を正確に反映していないようだが、もちろん授業時の反応が正しいと思う。理解の定着が懸案だろう。   以上:サイトの管理人

11月12日  プロセッシング-第8回
 A:教材-PDF
 教材-画像データ
  画像データはzipです。
課題:信号機を描く  B:教材-PDF



今回の
<まつだっち>の声

   第8回では、これまでやってきたことを組み合わせて、「信号機」を作成するというテーマに取り組んでもらいました。
  今回作成した信号機は、四角形と円で構成されたとてもシンプルなものでしたが、そのシンプルさが<まつだっち>たちの想像力を刺激したようで、「ランプの色を変えよう」「背景を入れてみよう」「信号機に柱を付け足そう」「柱があるなら地面があったほうがいいな」などなど、さまざまなアレンジを加える<まつだっち>が続出。それに刺激されクラス全体を見渡すと、あちこちで個性的な信号機が出来上がっていました。
  さて、次回はいよいよ最終回となります。テーマは2つ用意していますが、<まつだっち>たちの頭のなかにある「こんなことをしたい」をプログラミングという道具を使って、思い通りに表現できる楽しさを改めて体感できる機会になれば良いと思っています。
    以上:ハタヤンこと畑屋歩

  去年と同様に、点滅する信号機を作ってもらった。ほとんどの<まつだっち>が信号機を完成させていたように見受けられて、クラス内の進行は去年と同じだった。点滅の速さや色を変えたり、また支柱を立てたりして、オリジナル化にも挑戦していた。
  去年は8回目くらいになると、多くの<まつだっち>がコードを打てるようになった。しかし、今年はコードを打てる<まつだっち>と、そうでない<まつだっち>の差が出てきた。 それはアンケート結果にも反映されており、1問目に対して「わからない」という回答が、約3分の1を占めている。これは来年への反省である。
    以上:サイトの管理人

11月26日  プロセッシング-第9回
 A:教材-PDF
 教材-画像データ
  画像データはzipです。  予習用紙
課題:if文の復習
 B:教材-PDF



今回の
<まつだっち>の声

  最終回となった9回目では、「松田小とバス」「少年と信号」の2種類テーマから、ひとつを選んで取り組んでもらいました。
  これまで学んできたことの総まとめということともあり、わからないことがあってもクラスメイトに相談をしたり、過去のテキストを読み返して自力で解決したり、ボランティアの方々にヒントを出してもらうだけで気がついたり、これまでの学びがしっかりと活かされていると感じました。
  また、図形の色を変える、移動速度を調節する、文字を入れるといった自分なりのアレンジも自然にできるようになっていたので、プログラミングで自己表現ができることを同時に学んでもらえたと思います。
  <まつだっち>が成長していくなかで、IT技術やロボット技術もどんどん発展してより身近な存在になっていきます。
  2年間のプログラミング授業をきっかけに、様々な場面でITやロボットのような先進技術を活用できる大人になってもらいたいと願っています。 1年間ありがとうございました。    以上:ハタヤンこと畑屋歩

  コロナ禍で始まった2020年だったが、無事にプログラミング学習を終えることができた。
  今年は、新教材と新しい講師で始めたので不安が多く、案の定アンケートには「わからない」の連発が返ってきた。しかし、授業のほうは皆な熱心に取り組んでおり、途中休みも取らない<まつだっち>もいるほどだった。
  去年より1回少なく今回が最終回となったが、今日はとても集中して取り組んでくれた。数人の<まつだっち>は課題を2つとも完成させていたし、高度な工夫を施している<まつだっち>もいた。
  秋の半ば頃はハラハラしたが、どうやら<まつだっち>はプロセッシングを楽しんでくれたようだ。   以上:サイトの管理人