2021年   6年生 クラスの予定と記録

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    6年1組&6年2組
  昨年に続き、プロセッシングでテキスト言語に挑戦という計画である。 今年は教員にも講師陣として参加してもらい、地元の人たちに橋渡しをしたいと考えています。

日 付

使ったソフト

授業の進行の様子  

各回共通  プロセッシング-準備編
教材-PDF

1.プロセッシングを使えるようにする
2.USBメモリの使い方
3.保存-1
4.保存-2 と読み込み
5.プロセッシングを始める前に

6月   3日  プロセッシング-第1回
A:教材-PDF
課題:コードになれる
B:教材-PDF

理解の助け


今回の
<まつだっち>の声

  今年から担任が講師を務めるようになったが、見事な授業進行で感服した。 担任のクラス掌握にはさすが瞠目すべきものがある。そして、津田校長が「理解の流れ」を作ってくれたのが、とても役に立って分かりやすくなった。
  例年通り、冒頭の英文のタイピングでは、1組の中央値が16.5、2組の中央値が18.0だった。どう伸びていくが、楽しみである。
  1時間目の初めに、クラス全員を教卓周りに集め、「理解の流れ」をつかって丁寧に説明した。そのため、難しいという声がありながらも、楽しかったという声が多かった。
  ほぼ全員が教材の最後まで消化しており、無理なくすべて消化したのは初日として優秀な成績だったと思う。午後は担任が研修のため、教科主任が授業を行った。
  午前中、プロセッシングのバージョンが古く、circleコマンドを認識せずちょっと慌てたが、ellipseで代替して進めてくれた。昼休みに、PCに最新のプロセッシングをダウンロードした。
  以上:サイトの管理人

6月24日  プロセッシング-第2回
A:教材-PDF
課題:国旗を描こう
B:教材-PDF

理解の助け


今回の
<まつだっち>の声

  担任が講師を務めるようになって、クラスに集中力がでてきた。やはり教える専門家というのは大したものだと思う。
  <まつだっち>から難しいという声もあるが、おおむね楽しいとか、すごい!という声が多く、こちらもホッとしている。 初めて取り組む座標をアッという間に物にして、どらえもんを描く<まつだっち>もいれば、色彩豊かな画像をつくる<まつだっち>もいて、見ているのが楽しくなった。
  しかし、進度に大きな差が出ててもいた。津田校長から授業の後で、次回は「ふりかえり」と「今後の見通しを持つ」時間としてはどうかという提案があった。
  夏休みを間に挟むことあり、復習と次回の変数や繰り返しの必要性を感じさせるのはとても良いことだと思う。大賛成で、次回の予定を変更することにした。
  タイピングは、1組の中央値が16.50→20.00、2組が18.00→21.00と大きく上昇した。
     以上:サイトの管理人

7月8日  プロセッシング-第3回
教材&理解の助け
-PDF

課題:
「ふりかえり」と「今後の見通しを持つ」

今回の
<まつだっち>の声

  復習の時間を設けたことは大正解だった。これでXY座標の理解が、イマイチの<まつだっち>はいなくなった。
  難しいけど楽しいとか、面白いといったアンケート結果が多く、とても頼もしく感じる。次もやってみたいという、うれしい返事もあったが、夏休みに入るので一生懸命に遊んできて欲しい。
  津田校長の作ってくれた「理解の流れ」はとても取っつきやすく、ほんとうに理解の助けになっている。また、担任たちも「理解の流れ」があるために、落ち着いて自然な感じで授業を進めているようだ。
  プログラミングの地元化としても、今回の試みはとても良かったと思う。2学期が期待できますね。
  タイピングの中央値は、1組2組ともに22.00へと上昇した。      以上:サイトの管理人

9月   2日

 プロセッシング-第4回
 A:教材-PDF
課題:繰り返し
 B:教材-PDF

理解の助け


今回の
<まつだっち>の声

  夏休み明けで、日焼けした<まつだっち>が多かった。コロナにもかかわらず、外で遊んだのだろう。安心した。
  プロセッシングを忘れてしまったかなと心配していたが、タイピングの成績も上がっており、そんなことはなかった。
  今回は、変数と for 文をつかった繰り返しで、最初の山である。毎年、for 文には手こずっている。手続きや覚えることではなく、概念を伝えることは本当に難しい。
  案の定、変数や繰り返しに<まつだっち>たちは悪戦苦闘していたが、それでも最後のミッションまで辿り着いた<まつだっち>が多かった。しかも、何が難しいか自覚的であるのが頼もしい。
  担任が講師役になって、それぞれ教え方に特徴がでてきた。2クラスともよく健闘している。なるべく一斉授業にならないように願いたいところである。
  タイピングの中央値は、1組は22.00のまま、2組は23.50へと上昇した。
  コロナ対策らしく休憩時間が短くなり、今日と次回の授業時間がかわった。   以上:サイトの管理人

9月   16日

 プロセッシング-第5回
 A:教材-PDF
課題:if文の利用
 B:教材-PDF

理解の助け


今回の
<まつだっち>の声

  前回と今回が、繰り返しと条件分岐という考える内容で、プログラミングの山だった。難しいだろうと想像していたが、<まつだっち>たちは何とか乗り越えてくれたようだ。
  教員はフローチャートも説明してくれて、教室中が新しいことを学ぶ空気があった。このプログラミング・デイにかかわる者は、全員がアマチュア-だから皆で学ぶ姿勢が良いと思う。
  if文だけにしぼり、else文には踏み込まなかった。それでも、不等号の考え方は初めて遭遇するので、なかなか慣れないようだった。不等号で範囲を絞る考え方は、必携なのでゆっくりと理解してほしいものだ。
  難しい概念を、いかに取り付きやすく興味を感じるように、まだまだ教材を改良する余地がありそうだ。
  タイピングの平均点は両組とも向上しており、中央値は、1組は23.00、2組は24.00へと上昇した。
     以上:サイトの管理人

10月07日  プロセッシング-第6回
 A:教材-PDF
課題:図形を動かす
第7回の予習用紙
 B:教材-PDF
理解の助け


今回の
<まつだっち>の声

  プロセッシングが面白くなってくる<動き>に達した。void setup と void draw で、今までと今回からでは、まったく違う概念を使うのだが、さほど抵抗なく取り組めたようだ。
  徐々にプログラミングの面白さに気づき始めた<まつだっち>が何人か現れ始めた。自分の考えたことをコードという形で書くと、そのまま実行してくれる仕組みに驚いている。
  まだ全員ではないが、多くの<まつだっち>が新しい考え方に馴染みつつあるように感じる。
  コードを理解し、その実行結果に驚くことを繰り返していくと、自然のうちにプログラミングに馴染んでいくだろう。
  両クラスとも、となり同士で自然のうちに教え合っており、とても良い雰囲気だと思う。休み時間にもPCに向かっている<まつだっち>が多く、興味がわいてきたようだ。
  タイピングの成績がやや頭打ちになった。
       以上:サイトの管理人

10月14日  プロセッシング-第7回
 A:教材-PDF
課題:プログラム3つ
 B:教材-PDF
理解の助け


今回の
<まつだっち>の声

  ロケット打ち上げ、交差点で曲がる車、登る太陽と家と、中間復習として、今まで学んだコードを使ったアニメーションをやってもらった。
  毎年この回くらいになると<まつだっち>のほとんどが、コードを打てるようになっている。そのため、30行くらいのコードは簡単に消化している。 悪戦苦闘するのは、エラーのでないスペル間違いで走らない時である。我々が助けに呼ばれても、バグの発見に一緒に悪戦苦闘している。
  去年より難しいという声が少なく、校長のつくってくれる「理解の助け」のおかげだと思う。教師たちも、事前に「理解の助け」に目を通してきているらしく、順調に授業を進めている。
  タイピングの成績も向上しており、1組2組ともに中央値は25.0になった。タイピングも楽しそうである。
  毎回「理解の助け」はありがたいのだが、今回は新しく学ぶことはなく復習なので、今回に限り「理解の助け」を使わずに教材を読む学習方法にして欲しかった。<まつだっち>たちのやった!感が薄くなるように感じるので。     以上:サイトの管理人

10月21日  プロセッシング-第8回
 A:教材-PDF
 教材-画像データ
  画像データはzipです。
課題:画像と写真  B:教材-PDF
理解の助け


今回の
<まつだっち>の声

  <まつだっち>たちは、どうやらコードと実行結果の繋がりを体感し始めているようだ。自分の直した数字や文字で、どう変化するかを楽しんでいる。
  今回は、画像の取り込みなので、新しい考えは登場しない。そのため、難しい(打ち間違いが多い)と言いつつも、楽しいという答えが多くなっている。難しいけど、楽しいというのは、理想的な反応である。
  コードが長くなりつつあるので、打ち間違いを探すのが大変で、1字でも違うと動かないと悪戦苦闘しているが、楽しそうである。
  タイピングが 25点を超えて30点に近づくと、コードの内容に集中できるようである。<まつだっち>たちの多くは、このレベルに近づいているように感じる。
  このあたりまで来ると、最初のキッカケだけ示して、あとは任せっきりにしてもクラスは進んでいく。自分たちで考えて進んでいくので、もう、あまり教えない方が良いように思う。
  タイピングの成績も向上しており、1組の平均値は25.25、中央値は25.0で、2組の平均値は29.00、中央値は26.00である。     以上:サイトの管理人

11月   4日  プロセッシング-第9回
 A:教材-PDF
 教材-画像データ
  画像データはzipです。  予習用紙
課題:信号機を描く
 B:教材-PDF
理解の助け


今回の
<まつだっち>の声

  色に透明度をくわえて、信号機が点滅しているようにする課題だったが、<まつだっち>たちは充分に楽しんでくれたようだ。
  校長が毎回「理解の助け」をつくってくれるので、課題に関しての理解度が非常に上がった感じがする。やや一斉授業の感もあるが、クラス全体の理解向上のためにはとても良い。
  ミッションになると、課題に自分で何か加えなければならないので、コードを探して悪戦苦闘している。互いに教え合ったりして、それも楽しそうだ。友達同士で教え合う風景が、しばしば見られて頼もしい。
  座標をつかった図形の表示は、ほぼ理解したようだが、条件分岐にはまだ戸惑いがある。条件分岐は成人でも難しいので、徐々に理解を進めていくより他ないだろう。
  タイピングに関しては、2クラスともやや息切れしているようで、平均点、中央値ともに横ばいだった。しかし、1組には10点台はおらず、全員が20点台になっている。     以上:サイトの管理人

11月18日  プロセッシング-第10回
 A:教材-PDF
 教材-画像データ
  画像データはzipです。 課題:走るバスと歩く少年
 B:教材-PDF
理解の助け


今回の
<まつだっち>の声

  今年は外部の講師ではなく、各担任がプロセッシングを教えるので、プログラミング・デイの本当の始まりの年だった。そのため、校長をはじめ管理人など一同が、一生懸命に取り組んだ。
  第1回目の授業が終わった時には、不安げな<まつだっち>たちの顔が並んでいた。しかし、それが嘘のように、活発で元気な教室の空気になっていた。上手くできたと言って良いだろう。
  津田校長が「理解の助け」を毎回パワーポイントで作ってくれ、事前に担任たちも準備してくれたので、<まつだっち>の理解も順調に進んだ。途中から<まつだっち>のお母さんが2人、ボランティアに参加してくれたのも嬉しかった。
  最終回ということで、担任が冒頭でかんたんな説明をしただけで、2時限のすべてを<まつだっち>たちの自習にまかせた。最初は驚いていたが、たちまち集中して課題に取り組み始めた。
  10回目になると、さすがにタイピングも早くコーディングも滑らかになり、課題を消化した後のミッションにも様々なアレンジがなされるようになった。コードの仕組みが分かり始めたので、プログラミングが走らなくてもパニックになることは少なくなった。やはり繰り返しと条件分岐は難しいようで、どう平易に説明するか来年への課題である。
  アンケートには<まつだっち>からの感謝の言葉が寄せられて、楽しかったと言って貰えたのは嬉しいものだった。立花学園の諸君にも感謝です。
  タイピングの成績も向上した。当初18点だった<まつだっち>が50点になったのは驚きだった。1組の平均値は26.93、中央値は25.0で、2組の平均値は29.52、中央値は26.00だった。   以上:サイトの管理人