2024年 5年生 今までの記録
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2019年
2018年
2017年以前
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5年1組、5年2組
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日 付
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使ったソフト
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授業の進行の様子
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5月23日 |
事前学習
スクラッチ-第1回
教材-PDF
課題:ネコの移動
今回の <まつだっち>の声
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5年生、初めてのプログラミング学習で、みな楽しみに待っていたと聞かされた。<まつだっち>たちは待つだけで良いだろうが、担任はプログラミング学習が初めてで準備など緊張したと言っていた。しかし、落ち着いて授業をこなしていた。前年に比べても遜色なく、充分だった。
<まつだっち>たちはとても素直である。素直過ぎるくらいだ。今年は、ボランティアは初めから3人態勢で、まだ松本さんもいたし、午後には大井町から伏見さんも参加してくれた。そのため、全員に目が行き届き、楽しい授業になった。
校外ですでにスクラッチを体験している<まつだっち>もおり、難なくプログラミング学習に入っていった。初回なので簡単なプログラムだったが、猫の声が出たり、歩いたりしたので、驚き、楽しんでくれたようだ。
5年生でスクラッチを体験し、6年生でプロセッシングという組み立ては、プログラミング学習の筋立てに馴染むにちょうど良いように思う。
今年から「ひよこタイピング」を使うつもりだったが、古いPCにフィルターがかけてあり、「ひよこタイピング」が弾かれてしまう。外すように教育委員会に申し入れてあったが、まだ外されてなかったので、去年と同様に「ベネッセ」の日本語版を使った。
以上:サイトの管理人記
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6月6日 |
スクラッチ-第2回
教材-PDF
課題:連打ゲーム
今回の <まつだっち>の声
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今回は午前の授業が始まった直後に、Scratchのサーバーで故障があったらしく、左のような画像が表示されてサイトが反応しなくなってしまった。
Win7のPCは動いているのだが、Win10のほうは反応がなくなってしまった。
こんなことは7年間で初めてのことで、超絶困惑状態になってしまった。とりあえずWin7は2人で使うようにし、その間にWin10にスクラッチのアプリを落とすことにした。
何とかアプリを落として<まつだっち>に使ってもらうと、今度は何台か文字入力ができない。すわっ!と助っ人が調べてくれると、2回落としてしまったのでデスクトップ上では文字入力が反映されないのだ。
一回目を削除するとWin10も完調になり、授業は軌道に戻った。今年は強力な助っ人が2人もいてくれて、本当に助かった。こんなトラブルがあっても、担任も<まつだっち>たちも慌てることなく、粛々と授業を進めていて感心した。
今回初めてプログラミングらしきものをやったので、<まつだっち>たちは興味をもってくれた。しかし、連打ゲームの日本語入力には例年通りに手こずっていた。これはちょっと考え物だ。
以上:サイトの管理人記
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6月20日 |
スクラッチ-第3回
教材-PDF
課題:風船割りゲーム
今回の <まつだっち>の声
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前回のようなスクラッチ・サイトの事故もなく、悪戦苦闘した<まつだっち>たちもいたようだが、全体に風船割りゲームを楽しんでくれたようだ。
今回から本格的なゲームらしいゲームで、自分たちでゲームを作ることができることに驚いていた。完成後に、時間があった<まつだっち>たちが多く、各自でアレンジして楽しんでいた。1組では22人中18人が楽しい、または面白かったと答えていた。
条件分岐が2つあるが、最初のほうのブロックをまとめる作業は難しいらしく手こずっていた。四角の中のブロックを組み合わせるだけだが、条件分岐の考え方さえ分かれば良いのだから、もう少しヒントを描いた方が良いように感じた。来年は改良しよう。
5年生の担任は、2人ともプログラミングが苦手らしく、困惑しながらも本当に良くやっている。今回も、乱数の概念だけを一斉授業して、あとは<まつだっち>たちの自由に任せていた。これはとても良い授業方法だと思う。
担任は教えたがるものだが、分からない事を知ったように教えるのは、<まつだっち>たちもすぐ見抜く。そして、担任が知らなくても馬鹿にすることなく、自分たちで新しい学びを開拓していく。担任が<まつだっち>たちの能力を信じていることは素晴らしい。何よりもクラスが明るいのが良い。
ボランティアが充実してきた。午前中はいつもの3人に加え4人のお母さんたち、午後には10人近い立花学園の諸君がきてくれた。これには担任も心強かっただろう。
タイピングの成績も順調に上がっており、1組の平均点は19.13→21.14、中央値は19.5→22。2組の平均点は16.58→17.56、中央値は17→16だった。
以上:サイトの管理人記
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9月12日 |
スクラッチ-第4回
教材-PDF
課題:ピンポンゲーム
今回の <まつだっち>の声
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スクラッチの時間を心待ちにしているとかで、2学期初めての授業は熱気に包まれて始まった。心待ちにされているとは、我々ボランティアも嬉しいものだ。そして、楽しかったという感想が多かったのも嬉しい。
5年生の2人の担任には感心させられる。というのは、冒頭で「変数」について説明しただけで、あとは<まつだっち>たちの自由にやらせている。前回は「乱数」の説明だったし、良く予習されていると感じると同時に<まつだっち>たちに任せる度量の大きさにも感動である。
担任たちはプログラミングを知らないからと謙遜するだろうが、そんなことはない。「乱数」や「変数」といった概念を的確に説明しているし、説明した後で<まつだっち>たちのあいだをまわって丁寧に対応している。素晴らしい教授法である。
放任方式の何が良いといって、<まつだっち>たちが教材を読むようになることだ。一斉授業式だと担任が説明してしまうので、自分で教材を読む動機が薄まり待ちの姿勢になってしまうのだ。結果として進度も遅れていく。
今回のアンケートでは、「つくり方どうりにやったらできた!」とか「~むずかしかったけど、説明を順番に読んで作ったらできてうれしかった。」といった感想が散見され、<まつだっち>たちが教材を読むようになっていることが分かる。教材を読む習慣は全ての教科に有効で、これは何よりの財産である。
午前中はいつもの3人に加え2人のお母さんたち、午後には10人近い立花学園の諸君がきてくれた。感謝である。何とか恒常的な支援体制を作らなければ。
タイピングでは、1組の平均値は21.14→21.74 中央値が22→21 で、2組の平均点は17.56→18.79 中央値が16→18 だった。1組に夏休み疲れが出たのだろうか。
以上:サイトの管理人記
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10月3日 |
スクラッチ-第5回
教材-PDF
課題:イライラ棒
今回の <まつだっち>の声
理解の助け(zip)
第6回の予習用紙
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各組共に25人と少ない人数にかかわらず、毎回、5年生の熱気には圧倒される。プログラミングの時間が待ち遠しいらしい。
イライラ棒は2020年に、新藤さんという若い講師が作ってくれたもので、その後<まつだっち>たちには大人気である。しかし、今回は楽しいという声の中にも難しかったという声があり、ちょっと意外だった。
イライラ棒は単純ななかにも様々な応用が可能で、毎回<まつだっち>たちはさまざまなプログラミングを見せてくれる。しかし、今回はほとんどの<まつだっち>が教材どおりのプログラミングで、脱線している<まつだっち>が少なく驚いた。
教材を読むようになってきているのがわかり、とても嬉しい。教材を読む姿勢は中学高校でも役に立つから、読む姿勢を6年生にまで持続して欲しいものだ。5年生の担任はプログラミングが不得手だと最初に宣言して、<まつだっち>たちと一緒に考えようとする方針が良かったように感じる。
午後の授業には立花学園の諸君が来てくれて、教室が賑やかになるし、我々も大助かりである。
タイピングでは、1組の平均値は21.74→22.96 中央値が21→21 で、2組の平均点は18.79→19.54 中央値が18→18 だった。いずれも去年より向上している。
以上:サイトの管理人記
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10月24日 |
スクラッチ-第6回
教材-PDF
課題:グループ作品 作成&発表会
今回の <まつだっち>の声
第7回の予習用紙
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・タイピング練習時、児童の集中力が毎回高まっているように感じた。
・プログラム作成のために、どんなプログラムを作りたいのかをメモにまとめて授業に臨んでいて反転学習の形が見えてよかった。
・グループ作業時、積極的な分担姿勢が見えて、みな同じ目標に向かって協力する姿が見えた。
・先生が授業はじめにその日の時間配分を児童に提示されて、児童は自分でスケジューリングできていた。
・オリジナルプログラムのユニークな発想を勉強させてもらった。 以上 ボランティア:荻原衛 記
グループ学習も3年目である。グループ内で取り残される<まつだっち>が見受けられたので、グループ学習は今年で止めようと考えていた。
しかし、それは杞憂だった。2~4人のグループ内で真剣に話し合っていた。
グループ学習の目的は遅れる<まつだっち>対策だったから、この様子だと来年も残した方が良いか思案のしどころだ。1人で自由制作の次回を見て決めよう。
午前中は、保護者ボランティアが1名。午後は、大井町からのボランティア1名と立花学園から10名も参加してくれた。とくに午後は大人数で教室が熱気だった。
タイピングでは、1組の平均値は22.96→23.77 中央値が21→22.5 で、2組の平均点は19.54→21.26 中央値が18→20 だった。両クラスとも向上している。
以上:サイトの管理人記
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11月7日 |
スクラッチ-第7回
教材-PDF
課題:自由制作
今回の <まつだっち>の声
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・各自、オリジナルプログラムの概略をしっかし考えてきてどんどん作成できていて、意欲の高さを感じた。
・児童の質問を的確にキャッチアップできなかった。同じ質問を先生は的確にキャッチアップされており、児童目線での聞き取りが必要でした。
・教えすぎず、どこを見れば解決できるかというアドバイスが、いいかも。
・先生の授業初めに、ヒントになるテキスト単元を一覧にして提示する方法が参考になった。
・最後に児童からの贈り物でウルルとしてしまいました。 以上 ボランティア:荻原衛 記
今年の5年生は少人数のせいかクラスのまとまりが良く、前回のグループ学習でも取り残される<まつだっち>たちが少なかった。今日の個人の自由制作でも、バラバラになることなく平穏裏に終了した。
今年の特筆すべきは、<まつだっち>たちではなく2人の担任だろう。両者ともにプログラミング学習は初めてで、まったく自信がないと当初は頭を抱えていた。しかし、各授業の冒頭で、「変数」とか「乱数」といった初出のキーワードを説明して、あとは自由学習にしてしまった。
最初の5分くらい説明した後、<まつだっち>たちの自由に任せて、机の間を巡回指導としたのだ。これは<まつだっち>たちを信頼し、しかも相当に予習をしていないとできない芸当で、事実、彼女たちはほんとうに良く浚ってあり、的確な個別指導をしていた。自由放任授業の見事な実践例だった。
立花学園の諸君はお休みで、保護者ボランティアが午前中は1名、午後は2名が参加してくれた。タイピングでは、1組の平均値は23.77→24.78 中央値が22.5→24 で、2組の平均点は21.26→22.26 中央値が21 だった。
授業の後で、<まつだっち>たちのお手製の感謝状が我々ボランティアに授与された。こんなことは8年間で初めてであり、しばし感激の一時だった。
以上:サイトの管理人記
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